Web集客でLPを作るとき、やってはいけないチェックリスト10選

Web集客でLPを作るとき、やってはいけないチェックリスト10選

LPは作成して終わりではなく、Web集客や成約を得るための対策が必要です。

しかし「どんな手法が効果的か?」「成約に結びつかない…」と悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、Webマーケティングの観点をふまえ、LP作成時のやってはいけないリストを解説!
これからLPを作成する人、今成果がでないと悩んでいる人も、ぜひチェックしてみてください。


Web集客でLPを作るとき、やってはいけないチェックリスト10選


1.ファーストビューで伝えきれていない

ファーストビューとは、ページを開いて最初に目に入る部分のこと。まず目にとびこんでくる情報が「何だか違うな」「ここには欲しいものがなさそう」と思うと、読み進めてもらうことは難しいでしょう。

またアメリカの心理学者であるメラビアンの法則によれば、人の印象を決めるのは下記の情報からというデータがあります。

・視覚情報(相手の見た目やしぐさなど)55%
・聴覚情報(話し方や声のトーンなど)38%
・言語情報(相手から話される言語)7%

これをLPに当てはめてみましょう。近年動画を入れたLPも増えましたが、基本的に画像や文字をファーストビューにもってきているLPがほとんどです。

つまりユーザーは、ほぼ「視覚情報」からサービスや商品を判断しているのです。

ファーストビューでは、どんなことを伝えたいのか、パッと一目で見てわかるようにするのが大切です。
売りたい商品の画像をできるだけ大きく掲載しましょう。

2.見出しがわかりにくい

ユーザーはじっくりと文章を読んでいると思う人もいるかもしれませんが、ユーザーの基本行動は「見ない!信じない!行動しない!」です。

ページの上から下まで目を通すのではなく、ざっと流し読みをして気になる情報だけを見ている人もいます。

そこで工夫したいのが「見出し」です。見出しごとに内容を整理する、見出しだけでも内容が分かるといったつくりにすると、読む・探すということが軽減されます。

見出しは丁寧に書かなきゃと思う人もいるかもしれません。しかし見出しは、文章を要約するものであるため、シンプルに書くとよいでしょう。

もしSEOからの流入を狙う場合は、見出しにキーワードをしっかり盛り込むこともポイントです。

3.競合に内容が劣っている

LPでは競合より濃いコンテンツで仕上げて、ユーザーの心を掴むことが大切です。
そのためには、競合のポジショニングや、自社の強みをしっかりと理解しておく必要があります。

何となくLPを作成してしまうと、「何となく」でしかユーザーには伝わりません。

例えば、競合のLPで文章量が多いと感じたら、表や画像を入れて分かりやすくする、競合でアフターフォローなどの情報が乏しいと感じたら、自社では丁寧に紹介するといったように工夫します。

まずは競合をリサーチ・分析した上で、ユーザーにとって分かりやすいLP作りを心掛けましょう。

4.スマホ最適化されていない

作成したLPをスマホから見て、不具合な点がないかチェックしているでしょうか?

15~79歳を対象にしたインターネットの利用環境調査(2021年LINE調べ)によると、スマホのみを利用している人は53%、スマホとパソコンを併用している人は41%と、約94%の人がスマホからアクセスしています。

なおパソコンだけを使用しているのは、わずか2%でした。

スマホの利用者は若年層が多いのではと思う人もいるかもしれません。しかし60代では5年間のうちに、スマホユーザーが2割→約7割に増えたという結果も出ており、シニア世代にもスマホが浸透していることが分かります。

LPをパソコンで作成した後に、スマホ画面ではどう表示されているかのチェックは欠かせません。例えばパソコン上では適切な大きさの画像なのに、スマホ画面で見ると画面いっぱいに表示されてしまう、そんな場合もあります。

スマホユーザーが多いという点を踏まえて、LPを整えましょう。

参考:LINEインターネットの利用環境 定点調査(2021年上期)


5.ターゲットがずれている

世の中にはターゲットを変えたら、大ヒットしたという商品やサービスが多くあります。

例えば、制汗剤のシーブリーズは、当初サーファー向けで男性をターゲットにした商品でしたが、女子高生向けにしたら大ヒットしました。

その他にも、世界初の電動アシスト自転車を販売したヤマハは、当初シニア世代に向けての商品として販売していましたが、売れ行きは低調。そこで子育て世代にターゲットを変えると顕著に売上が伸ばせました。

的外れなターゲット選定を防ぐためには、ターゲットのニーズを掘ることが大切です。

例えば20代男性といっても、学生・社会人では、ライフスタイルや考えていることも違うでしょう。狭く深く設定すると、利用シーンやターゲットの希望・悩みがイメージしやすくなります。下記は最低限、設定しておきたい内容です。

・年齢
・性別
・職業
・ライフスタイル

例えばその商品やサービスを使用するのは何曜日で、時間帯はいつかといった細かな点も設定しておくと訴求したい内容が明確になります。可能であれば、実際にターゲット層に、インタビューをしてニーズを聞いてみるのもよいでしょう。

6.広告文が競合に劣っている→上位に表示されても広告文で負けると押されない。

広告文よってクリック率は前後します。
下記の文章は「中古車買取り」に関しての広告文ですが、どちらをクリックしたくなるでしょうか?


1.中古車 買取り30秒でわかる最高額 !15社で一括査定

2.中古車 買取りの評価額がわかる!査定はこちらから


どちらの文章も、中古車の評価額がわかる、査定ができるという点には変わりません。

しかし「1」の文章では、30秒という短時間で「最高額」が分かり、15社で「一括」査定するという内容になっており、スピーディーで手間が少なそう!と思えます。
一方、「2」は抽象的なため、クリックしにくいという印象を持った人も多いのではないでしょうか。

仮にリスティング広告で上位をとったとしても、広告文で競合よりも劣っているとクリックされません。下記は広告文をつける際に、盛り込みたい内容の一例です。

・数字を入れてインパクトを出す
・無料、〇%オフなどお得感がある
・徹底比較、ランキング、厳選など網羅性がある

競合を分析したり、全く違う業界の広告文を参考にしたりするなど、ユーザーがついクリックしたくなるような広告文を考えましょう。

7.広告で狙っているキーワードとLPとずれている

リスティング広告や、SEO集客で重要になるのが「キーワード」ですよね。

そもそもユーザーはなんとなくキーワードを打ち込んでいるのではなく、「悩みを解決したい」「もっと知りたい」と何らかの意図を持って検索しています。

広告で狙っているキーワードに対して「ずれ」が生じていないでしょうか。

例えば「ウォーターサーバー 比較」のキーワードで広告を出しているのに、記事内に比較がなければ、ユーザーはガッカリしてそのままページを閉じてしまうかもしれません。

またキーワードに対しての内容は書かれているものの、目立ちにくい、ページ下部にあるといった場合も、離脱につながります。

LPの価値を高めるためにも、キーワードに対しての「答え」が明確にあるページづくりを心掛けないといけません。

8.ユーザーの不安が払拭できていない

LPを見ているユーザーの心理を考えてみましょう。

その商品(サービス)を手にすることで得られる「期待感」と、この商品は本当にいいのかな?失敗したらどうしようといった「不安」な気持ちが混在しています。

もし不安な気持ちが大きいままだと、申し込みや購入へのステップへ進むのは難しくなるでしょう。

ユーザーの不安を払拭するには、できるだけ多くの情報を開示することがポイントです。
例えば、下記の項目のようにユーザーの不安が解消されているか確認しましょう。

・料金はいくらなのか(追加料金は発生しないのか)
・他の商品やサービスと比べて優れているのか
・どんな人たちがサービスを提供しているのか
・申し込み後の流れはどうなるのか

LPを見たユーザーが迷うことなく、スッと申し込みできるよう、コンテンツを充実させるのが大切です。

9.CTAのボタンが押しにくい

CTAとは、Call to Actionの頭文字をとった言葉で、マーケティングにおいては、LPに訪れたユーザーに行動を促すことを指しています。ユーザーのアクションを促すCTAボタンは、最大限に工夫する必要があります。

例えばボタンだと認識しにくい、ページカラーと同じで目立たないといったことがあると、ボタンが押しづらいということもあるでしょう。

またCTAボタンのラベリング(文言)が「詳しくはこちら」や「問合せはこちら」といった一般的な言葉よりも、下記のように工夫することもポイントです。

・無料で資料ダウンロード
・【限定特典】はこちらから
・プロに今すぐ相談する

またCTAボタンの付近に、訴求要素としてマイクロコピーを入れるのも効果的です。

例えば「登録は30秒で完了!」「〇月△日で受付終了」「現地調査無料」といったように簡易性・限定感・安心感などがあると、迷ってるユーザーへの一押しにもなるはずです。

基本的にCTAボタンはページ下部に配置しますが、LPが長すぎる場合には適宜いれたり今すぐ欲しいというユーザーに向けてファーストビューに入れたりするなど、バランスを見ながら配置しましょう。

10.今すぐ買わなきゃと、と思わせる工夫が足りない

LPは見てもらうものではなく、何らかのアクションを呼び込みたいですよね。
そのためには「今すぐ欲しい」とユーザーに思ってもらう必要がありますが、一つ有効なのが「限定感」を打ち出すことです。

・【期間限定】〇月△日まで
・今だけプレゼントあり
・先着〇〇様限定の特典

など、限定感やお得感のある内容を盛り込みます。
その他には、もし今行動しないでいるとどうなるのかといった、未来のイメージを盛り込むことも効果的です。

LPを見て「こんな商品あるんだ~」と終わるのではなく「今すぐ申し込まなきゃ」「この商品を手に入れたら効果がありそう」と思ってもらえるような工夫をしていきましょう。

Web集客はどこでするのがおすすめ?

LPのWeb集客はどうやってするのか迷いますよね。もちろん扱う商品やサービスによっても異なりますが、主なWeb集客方法について3つまとめました。

リスティング広告

Web集客というと、リスティング広告を出稿するというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。リスティング広告は、ユーザーがGoogleなどの検索窓に、特定のキーワードで入力した際に連動して表示される広告のこと。

客単価が高く広告費をカバーできる場合はリスティング広告が有効です。

また自然流入が難しいLPの場合は、リスティング広告によって露出が増やせます。

SEO

基本的に、LPはビジュアルを重視した作りとなっているため、テキストは少なめで画像を多用しています。

そのため、検索エンジンが求めている情報量が不足しがちに。つまり網羅性に欠けるため、ユーザーがキーワードを打ち込んだ際に、自社のLPを上位に表示させるSEO対策は不向きと言えます。

しかし、「サイト型LP」といって、LPの下層ページに「導入事例」や「商品の詳細情報」などの個別ページをもつLPの場合は、SEO対策に適しています。

ユーザーの検索意図に合わせて、下層ページを追加することによってコンテンツ量の少なさがカバーできます。またそれぞれの下層ページからのアクセス獲得も期待できるでしょう。

サイト型LPは、作成に時間がかかりますが、SEOでの流入に成功すると、広告を出稿しなくても「無料」で集客できるというメリットがあります。

SNS

SNSは利用者の属性が異なるため、ターゲット層が明確にある場合には、アプローチしやすくなります。SNSでの集客には、通常の投稿・広告出稿があります。

例えばTwitterは拡散力の高さが最大の特徴なので、流行りに乗ったものや、ユニークさのあるものなどは拡散されやすいでしょう。

また女性をメインターゲットにした商品やサービスの場合は、Instagramでの集客が効果的です。

SNS 推定利用者 特徴
Twitter 4500万人 ・10~30代の若年層での利用者が多い
・拡散力がある
Instagram 3300万人 ・10~30代若年層の女性で利用者が多い
・イメージ重視の戦略ができる
Facebook 2600万人 ・利用者は30代以上が多い
・ターゲティング機能などコンテンツが豊富

まとめ

Web 集客でLPを作成するときに、「やってはいけないリスト」について解説しました。

LPはファーストビュー・コンテンツ・タイトルなどによって、成果を大きく伸ばすこともできます。上記に解説した内容を踏まえて、魅力的なLPを作成していきましょう。

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