独自ドメインとは?」「そもそもドメインが何のことだか分からない!」
ホームページの公開時に必要な独自ドメインですが、何となく取得すると、こんなハズではなかった...と後悔してしまう場合もあります。
この記事では、独自ドメインのメリット・デメリット・登録方法について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
まずは「ドメイン」について理解を深めましょう。
ドメイン(domein)には領域・範囲という意味合いがあります。
インターネットでドメインという言葉を用いる場合、インターネット上での特定の場所を表しています。
例えるなら「インターネット上の住所」だと考えるとイメージしやすいでしょう。
なおドメインは、https://○○の○○の部分を指しています。
では、なぜドメインが必要なのか、実在する店舗で考えてみます。
店舗には東京都○○区△丁目□番〇号といったように、必ず住所があります。
もしこの住所がなければ、荷物を届けることはできませんし、お客さんのアクセスも困難になるでしょう。
この現象はインターネット上でも同じです。
ホームページの場所が分からなければ、ユーザーはホームページにたどりつけません。
つまり、ドメインは、インターネット上の住所を明示し、ユーザーにアクセスしてもらえるために取得する必要があるのです。
そして「独自ドメイン」とは、その名の通り、世界でたったひとつ、オリジナル性のあるドメインだということを意味しています。
独自ドメインは、例えば「https;//1234.com」のURLでは、「1234.com」の部分を指しており、好きな文字列で取得できるのが特徴です。
そんなドメインは大別すると、「独自ドメイン」と「共有ドメイン」に分けられます。
独自ドメインは前述の通り、文字列を自社で選んで作るもの。
対して共有ドメインは、他の人と共有して使うドメインになります。
イメージとしては、独自ドメインは一軒家で所有しているのは自社、共有住宅は集合住宅の一室に存在し、所有は他社とするとイメージしやすいでしょう。
PCやスマホなど、すべてのネットワーク機器には、「IPアドレス」という識別番号が割り振られています。
IPアドレスは「100.100.100.100」のように、0~255までの数字を4ブロック組み合わせてできた数字の羅列で(IPv4プロトコル)、
実は、コンピュータが認識しているネットワーク上の住所は、ドメインではなくIPアドレスになります。
しかし、IPアドレスは数字の羅列ですから、パッと見では認識しづらいですよね。
そういった分かりづらいIPアドレスを、文字列にしてわかりやすく変換したのがドメインです。
IPアドレスとドメインの関係は、それぞれ住所と表札をイメージすると分かりやすいでしょう。
コンピュータは表札(ドメイン)だけで住所を認識することができないため、住所録の役割を担う「DNSサーバー」に
「このドメインのIPアドレスを教えてください」
と問い合わせをします。
そして、「☓☓☓☓.☓☓☓.☓☓☓.☓☓☓ですよ」
とIPアドレスを教えてもらっているのです。
こうして、ネットワーク通信が可能になります。
ここでは、独自ドメインの種類について、ドメインの構成をふまえて詳しくみていきましょう。
ドメインの構成は、上記の図の通り「サードレベルドメイン」「セカンドレベルドメイン」「トップレベルドメイン」に分かれています。
サードレベルドメインは自社オリジナルで決められますが、トップレベルドメインは、予め用意されているものの中から選ばなければいけません。
セカンドレベルドメインは「co.jp」のようにトップレベルドメインの前にある文字列ですが、「.com」といったようにセカンドレベルドメインがない場合もあります。
ちなみにトップレベルドメインは1000種類以上!下記によく選ばれているトップレベルドメインの特徴と、どんな場合に向いているかをまとめました。
注意点として、誰でも取得できるドメインと、特定の団体や所属でないと取得できないドメインがある点です。
例えば、「co.jp」では、co=会社、jp=日本を表しており、日本の企業でないと取得できません。
独自ドメインの選び方は自由ですが、なかなか決められない場合は、世界中でユーザー数の多い「.com」や、日本の企業であることを示している「.co.jp」を検討してみるとよいでしょう。
独自ドメインの取得は、基本的にドメインを管理する会社から購入します。
下記に具体的なドメインの取得の流れについてまとめました。
まずどのような独自ドメインを取得したいのか決めます。独自ドメインの末尾である、トップレベルドメインは何を選ぶか、サードレベルドメインの文字列はどうするのか決めます。
「co.jp」など、申請が必要なドメインは、取得までに時間を要する場合もあります。
独自ドメインを決めたら、ドメインの管理会社を探します。独自ドメインが取得できるのは、ドメインの管理を専門に行っている会社あるいは、ネットワークを提供しているレンタルサーバーを管理している会社からとなります。
管理会社によって取り扱っているドメインが異なっていたり、価格差もあるため見比べてみることが大切です。
独自ドメインが利用できるかどうかは、基本的にドメインの管理会社のページ内で確認できるようになっています。
注意点としては、独自メインは他社と同じものは登録できず「早い者勝ち」になります。
どうしても利用したい独自ドメインがある場合は、早めに取得しておくことが大切です。
ドメインが取得できたら、コンピューターで識別するIPアドレスと、取得した独自ドメインを紐づけする作業があります。この作業はサーバー側での設定が必要となります。
設定方法は、基本的にマニュアルなどが用意されていますが、不明な点がある場合はサポートに問い合わせてみるとよいでしょう。
独自ドメインは100円程で取得出来るものから、数万円の取得費用がかかるものまで、その種類はさまざまです。
独自ドメインの値段が違う原因には、「トップレベルドメインの種類」が関係しています。
例えば、あまり見慣れない「.xyz」と日本の企業を表す「.co.jp」を比較してみると、「.co.jp」の方が信頼性が高いこともあるため、値段設定も高めです。
その他には、ドメインの管理会社によっても価格が前後している場合もあります。
なお、独自ドメインの値段というと、取得時の費用に注目しがちですが、利用を続けるために「更新費用」があることも注意しておきましょう。
その他には、ドメインの管理会社を変更する際に「移管費用」が発生する場合も。
基本的に一度ドメインを取得すると、廃止しない限り費用が発生し続けることを念頭に置いて、独自ドメインを決めることが大切です。
ここでは独自ドメインをとるメリット・デメリットについて確認しておきましょう。
独自ドメインの魅力は、好きな文字列を組み合わせて、世界でたったひとつのドメインが作れること。独自ドメインの決め方は、パッと見て覚えやすいもの、自社名や事業内容にちなんだものまで自由に選べます。
オリジナリティを持つ独自ドメインは、自社の認知度やブランド力向上に役立ちます。
独自ドメインを取得すると、独自で取得した文字列を含んだメールアドレスが利用できるようになります。例えば「1234.com」の独自ドメインを取得した場合は、メールアドレスは「tanaka@1234.com」といったように複数作成できます。
名刺に誰でも使用できるGoogleアドレスの記載があるよりも、独自のアドレスがあった方が会社としての信頼を得やすいでしょう。
共有ドメインの場合は、他社が所有しているため、利用ルールの違反や他社の都合によって、ドメインが使用できなくなるケースがあります。
対して独自ドメインの所有者は自社となるため、一度取得したら、自社が廃止しない限り使用できるのが大きなメリットです。
独自ドメインは会社にとって「一つの資産」であるといえるでしょう。
独自ドメインは自社が所有しているため、ホームページの構成が自由にでき制限がありません。
一方で共有ドメインの場合は、インターネット広告が表示されるスペースが設けられていたり、ページの編集ができるのは一部だけだったりといった制限がある場合も。
独自ドメインの場合は、自社に合ったページづくりができる魅力があります。
メリットが多くある独自ドメインですが、気になるデメリットも。
こんなハズではなかった…とならないためにも、デメリットを押さえておきましょう。
独自ドメインはただ取得するだけではなく、サーバー側での設定が発生します。
サーバ設定においては、各社でマニュアルが完備されていることが多いのですが、初めて設定する場合は「何のことだかわからない」と困惑してしまうことも。
事前に独自ドメインに加えて、サーバーについても理解を深めておきましょう。
独自ドメインは取得時だけではなく、更新に際しても費用がかかります。そして、もし独自ドメインを別の会社に変更する場合は、移管費用が発生することもあります。
取得費用は安いのに、更新費用や移管費用が高いといった場合も多くあるため、慎重に管理会社や、独自ドメインを決めることが大切です。
独自ドメインを購入してみたものの、「何だか気に入らないな」と感じても、一度取得した独自ドメインを変更することはできません。
別のドメイン名を使用したい場合は、新たに取得する必要があるため、独自ドメインはよく検討して決める必要があります。
一度取得すると変更できない独自ドメインは、後悔しないように決めたいですよね。
下記に注意点をまとめていますので、参考にしてください。
独自ドメインの付け方のコツは、自社が扱っている商品や、サービスを含んだ単語をいれること。自社の認知度向上にもつながり、どんなことをしている会社なのか認識してもらいやすくなります。
例えば「https://suido110.jp」といったドメイン名では、水道のトラブルに対応した会社なんだなとイメージできます。
その他には、会社名を含んだドメインも愛着がわきやすくなるでしょう。
独自ドメインは、短くてパッとみて分かりやすいものであることが大切です。例えば「https://www.denkikoji-suido-gas-tokyo-marui..jp/」といった長めのドメインだとユーザーはパッと見て認識しづらくなります。
短いドメインだと直接打ち込んでのアクセスすることも容易となるため、覚えやすくてシンプルなドメインにすることがポイントです。
独自ドメインとは何かについて、種類や取得方法、メリットなどをまじえて解説しました。
独自ドメインは、世界でたったひとつのオリジナルのドメインで、自社の認知度向上にも役立ちます。
上記に説明した内容を参考にして、独自ドメインを検討してみてくださいね。
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